英検1級・2次試験対策に関して大事なことをアドバイスします。
〜 6つの大事なこと 〜
- スピーキング・テストにおける理想的なスピーチを明確に認識する
- 自分が「得意なトピック」と「捨てトピック」を作る
- 得意なトピックだけに集中して対策を進める
- オンライン英会話を受講して本番さながらの模擬レッスンを受ける
- 模擬レッスンにおいて、合格ラインに到達するまでブラッシュアップする
- 本番ではインタビュアーの目を見て、きちんと対話をする意識を持つ
では1つずつ説明していきます。
①スピーキング・テストにおける理想的なスピーチを明確に認識する
何に向かって努力していけばいいのか分からなければ対策しようがありません。
合格できるスピーチとはどういうモノなのか知るべきです。
ですので、まずは試験に合格できる模範的なスピーチとは何かを知る必要があります。
そこでやるべきことは2つ
①英語教材を買って勉強する
②Youtubeに上がっている動画を観る
まずは英語教材を手に入れます
14日でできる! 英検1級 二次試験・面接 完全予想問題 改訂版 (旺文社英検書) 単行本(ソフトカバー) – 2021/5/20
旺文社 (編集)
は参考になります。
スピーチにおいて役にたつ英単語も掲載されていますので、重宝しました。
また、DVDが付属されていて面接の映像を観ることが出来ます。
入室・軽い自己紹介・スピーチ・面接官からの質問・退出、それらの流れを知ることができます。
次にすることが、Youtubeに上がっている有益な動画を観ることです。
私が参考にしていたのは一ノ瀬 安さんという英語講師の解説動画です。
彼の動画を観たとき、
「へ〜….こんな感じに自分の実体験を語ることもアリなんだ〜!!」
「シンプルで分かりやすい言葉で自分の意図を面接官に正確に伝えるのが大事なんだな」
・・・という発見がありました。
①英語教材を買って勉強する
②Youtubeに上がっている動画を観る
この①②を繰り返し行なって、理想的なスピーチを明確にすることが大事になります。
そして自分の現在のスピーチと照らし合わせることによって問題点を認識し、対策すべきことが明確化されます。
②自分が「得意なトピック」と「捨てトピック」を作る
得意なトピックとは、自分が精通しているトピックのこと
〜 精通する 〜
詳しくよく知っていること。物事によく通じていること。熟知。
引用元 コトバンク
私の場合は「教育」「食」「環境問題」「テクノロジー」です。
なぜなら私は
英語講師をやっている、自分の畑で有機野菜を育てている、養豚場で働いた経験があるからです。
科学技術にも関心があり、そういう類の情報を収集するのは好きですし、宇宙科学館などに実際に訪れたりします。
ハーバード大学やMITの教授のインタビューやドキュメンタリー番組を観るのも好きですね。
自分が経験してきたこと、結果を出してきたことなら自信を持ってスピーチ出来ますし、インタビュアーからあらゆる角度から質問されても何かしら説得力ある意見を述べることは容易ですね。
そういう「得意なトピック」に対して「捨てトピックを作る」とは何か。
「捨てトピックを作る」とは
よく知らない、苦手、関心がないトピックを意識的に除外することです。
私の場合は、「メディア」「芸術」「人権」です。
日本語で質問されても、何が正しいのか分からなくて答えられないトピックが私にとって苦手なトピックです。
英検1級2次試験に落ちてしまう生徒の多くが、
苦手なトピックも含めて対策をしている
ということ。
それの何が悪いのか。
その理由は
1. 苦手トピックの対策をしても、自分の価値観や実体験からくるスピーチではないのでスピーチに真実味がなく、無理して2つの理由を絞り出さないといけない。さらに、面接官からスピーチに対して質問されてもそのトピックに関して知識・情報・経験が乏しいので明確に自分の意見を述べることが難しい。
2. 苦手トピックを無理して対策することで、それに関係する自分の考えや情報を中途半端に持ってしまう。試験の際に無視するべきトピックであるにも関わらず、そのトピックを選んでしまう。たとえ選ばなかったとしても、Topicカードに書かれた5つある質問を読んで得意なトピックを選択するスピードが下がり、熟考して説得力あるスピーチを構築するための時間のロスに繋がってしまう。
5つのトピックが書かれているわけですから、そのうちの最低2つに精通していて自信を持って答えられればいればいいわけです。
要するに「選択と集中」が大事というわけです。
③得意なトピックだけに集中して対策を進める
得意なトピックだけに限定すること。
その上で、トピックの知識や情報を深めていく。
やるべきことは
・ニュースやドキュメンタリーなどを観たりして、情報を積極的に収集する
・収集した情報をオンライン英会話でアウトプットする
存在を知らなければ、そして自分の考えが無ければ語ることは出来ません。
ですからインターネットやTVや書籍を通して、それを知って考えることが必要です。
そして情報をインプットするだけではなく、アウトプットして知識や考えを表現する。
日頃から英会話講師と 医療・教育・食糧生産・歴史などといった英検トピックを英会話講師に話して、表現の幅を広げましょう。
④オンライン英会話を受講して本番さながらの模擬レッスンを受ける
英検1級に合格したことのある講師からレッスンを受けるのがベストです。
そういう講師であれば、面接対策レッスンをして頂けるでしょう。
しかし、オンライン英会話の講師が英検1級に合格したことがない場合はどうすればいいのか。
この場合、もしも講師が高いスピーキング能力を有しているならば、
英検1級スピーキングテストのルール(1分間の考える時間・2分間のスピーチ・Q & A)を説明して
先生にインタビュアー役をしてもらいます。
⑤模擬レッスンにおいて、合格ラインに到達するまでブラッシュアップする
オンライン英会話のNativeCamp や Cambly では、授業している際の音声を授業後に確認することができます。
自分のスピーチを客観的に評価・分析することによって、改善しないといけないポイントを把握し、正しく対策を立てることができます。
⑥本番ではインタビュアーの目を見て、きちんと対話をする意識を持つ
これまでに英検1級のスピーキング試験に何度も不合格になった人を見てきました。
彼らに共通しているものは
スピーキング中はリラックスしておらず、こっちの目を見ていない。
彼らは自分の思考にだけ意識を向けた状態であり、面接官役である自分の存在をきちんと認識して対話をしていない
という状態です。
その状態は上手く喋ろうと力が入りすぎている状態であり、普段の自分の思考回路では思いもつかないようなことを言ってしまったりする。
私は自分の本来の実力を発揮するために、面接官を面接官だと思わないように心がけていました。
初対面だけど、自分の英語力を厳しく評価採点する存在だけど、人間として対等であり真剣に自分の言うことに耳を傾けてくれて質問もしてくる只の人・・・みたいな面接官に対する認識で受けていました。
自分の本来の実力を発揮できず、緊張したり焦ってしまう人は、リラックスして友達と雑談する感覚でスピーキング試験を受けるのが大事かもしれませんね。
そういう感覚で試験対策すると、いざ本番で肩の力がいい感じに抜けるかもしれません。
まとめ
- スピーキング・テストにおける理想的なスピーチを明確に認識する
- 自分が「得意なトピック」と「捨てトピック」を作る
- 得意なトピックだけに集中して対策を進める
- オンライン英会話を受講して本番さながらの模擬レッスンを受ける
- 模擬レッスンにおいて、合格ラインに到達するまでブラッシュアップする
- 本番ではインタビュアーの目を見て、きちんと対話をする意識を持つ
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