速読英単語 中学版[改訂版]の使い方を解説します。
この「速単・中学版」を進めていく上で大事なのは
1.英単語をきちんと発音すること
2. 教材の内容理解
3. 基本的な英文法を理解した上で進めること
・・・です。
それでは1つずつ説明します。
[1.英単語をきちんと発音すること]
学校では基本的に発音記号は習わないと思います。
ですが、発音は凄く重要です。
もの凄く重要です!
なぜなら、語彙力・リスニング力・スピーキング力を高める上で大事なことは「正確に」音の違いを識別することであり、その音を自分自身が「正確に」生成出来ないといけないからです。
例えば、
thought と sought
very とberry
right とlight
これらの英単語の音の違いを明確にしながら発声することは出来ますか?
これらの単語は、日本人にとっては音が非常に似ていると感じますよね。
TH とS
V と B
R と L
それぞれのの音の区別が出来なければ、単語のインプットとアウトプットに問題が起こります。
速読英単語・中学版[改訂版] のp.14には
主要な発音記号がまとめられていて、それらの音源もダウンロードして利用できます。
46個の発音記号が載っていますが、
本当に重要で何度も反復してトレーニングするべき発音は
1. /ə/ あいまい母音
2. /æ/
3. /ʌ/
4. /r/
5. /l/
6. /f/
7. /v/
8. /θ/
9. /w/
・・・の9つです。
ですので、速単・中学版を使って学習する際にまずはこの[発音記号のまとめ]というページで
これらの発音を重点的に反復トレーニングするべきです。
毎日速単を使って学習する際に、最初の10分ほどはこのページを使って発音トレーニングされるといいですよ。
※発音に関する詳細ページは現在作成中です……..
速単の単語ページには、単語の意味だけでなく発音記号が載っています。
■ 単語を覚える際は、発音記号もきちんと確認すること。
■ その音を聞きながらネイティブのように発声すること。
これらが大事です。
単語の音は辞書のサウンド機能も役に立ちます。
自分がよく使っているのは「Oxford Learner’s Dictionary」です
Weblio などの和英辞書よりもサウンドがクリアです。
2. 教材の内容理解
たくさんの長文を読み、リスニングすることによって膨大な英単語を覚える
これが速読英単語の良さです。
そして、長文を理解し知識を自分のモノにする上で大事なことは
書かれていることをGoogle や Youtube で調べたり、関係している書籍を読んだり、博物館や美術館やイベントや動物園などに行ったりして、それらのモノごとを正しく知ることです。
実際の事物と書かれていることが結びつくことで、はっきりとした理解をもたらします。
ですので、速単を進めて行く際に、その題材に関して調べてみてください。
例えば、速単・中学版に出てくる「ハミングバード・笑いと健康の相関関係」などを詳しく調べてみるのです。
サッカー日本代表・リヴァプールMFの遠藤航選手もZ会のインタビューでこのことに言及しています。
「知識」を広げ、はっきりとした自分の「考え」を持つことが語学において必須であるといえますね。
3. 基本的な英文法を理解した上で進めること
速読英単語に足りないモノ。
それは「文法の解説です」
この速単・中学版では中学レベルの英文ですので、
不定詞・動名詞・関係代名詞などといった文法知識が必要になります。
書店にいけば、あらゆる文法書がありますが、
数ある書籍の中で、私がナンバーワンだと思う中学レベルの文法書は
「スーパーステップ中学英文法」です。
「スーパーステップ中学英文法」を徹底的に勉強して基本的な英文法を学び、
それらの知識でもって速単の英語長文を読解する。
正確に文章を読み、反復して復習することで「本当に理解した英文」を蓄積することが大事です。
まとめ
速読英単語・中学版を進めていく上で大事なこと
1.英単語をきちんと発音すること
2. 教材の内容理解
3. 基本的な英文法を理解した上で進めること
英語習得もスポーツと同じで、「反復」が大事です!!
Just keep doing it!!