オンライン英会話・ネイティブキャンプのデメリット

今回はオンライン英会話・ネイティブキャンプの弊害、デメリットに関して記事にしました。

念の為に言っておきますが、ネイティブキャンプ英会話は最高の英語学習サービスだと私は思っています。

実際に生徒として6年、講師として5年間このサイトを利用してきたわけですから。

目次

ネイティブキャンプのデメリット

集中力低下

・レッスン受け放題であるため、いつでも何回でも受けられるという気分になってしまい、レッスンの集中力が低くなる。

・「月額6,480円でネイティブ以外のレッスンを受け放題」という格安さが集中力を下げてしまう。

例えば、月額6,480円のプレミアムプランで仮に1日2レッスン(52分)受講したとしたら、1日あたりの授業料は200円ちょっとという計算になる。1時間2,000円のレッスンと1時間200円のレッスンのどちらがより集中して受講するだろうか?やはり1時間2,000円の方だろう。

私が28歳の頃、東京銀座にある「英語発音矯正・英語学校 ジングルズ」に毎週末通っていました。

たしか、1回45分のレッスンで11,000円ほどして高額だった。

投資した金額以上のリターンを得るために、最大限集中してレッスンに臨み、レッスン後はSonyビルの近くのベンチに座って授業中に発音インストラクターが言ったことを思い出して勉強ノートに書いていました。そして自宅では毎日欠かさず発音トレーニングを行い、疑問点などを次の授業で質問するためにノートにメモしてました。

価値のあるサービスに対してお金をかけることは自分のパフォーマンスを最大限引き出すために必要です。

ネイティブキャンプには色んなタイプの生徒がいますが、例えば2年間継続してネイティブキャンプのレッスンを受講しているにも関わらずイマイチ英語が話せない・読めない・書けない生徒はこの「1レッスン1レッスン集中して授業に取り組み、予習復習を徹底して行う」ということが欠如しています。

講師を評価するシステムの弊害

・講師を評価するシステムの弊害。

ネイティブキャンプではレッスン後に先生を★1〜5で評価するシステムがあります。

まず、そのメリットは

1. 講師のやる気アップ(低い評価だと生徒が授業を選択する際に選んでもらえない)

2. 講師が自分の足りない点に気づく(私の場合、上級者の生徒がレッスンに入ってきて上手く指導出来なかった時に★2などの低い評価を受けたときに「もっと英語力、特に語彙力と流暢さを向上させないとなぁ・・」と思いました)

3. 実力、実績、コミュニケーション能力のある講師が必然的に評価が高くなる傾向にあり、そういった講師を見つけやすい

ですが、デメリットとしては

厳しいけれど現実的で正しいアドバイスをする講師に低い評価をする生徒が一定数いるので、そういう低評価を恐れて講師は生徒に対して踏み込んだ意見を言わなくなる。例えば授業で集中していなかったり、予習や復習を疎かにしている生徒に対して、そういうことを厳しく指摘しないということ。生徒が間違いを認識し改善するための指導が必要なのに、それを講師はしなくなる。

故に、生徒は質の高い英語指導が受けにくくなる。

この弊害をきちんと認識出来ていれば、基本的には評価システムはGoodだと思います。

自己学習能力が身につかない

・特に初級者の場合は中学、高校レベルの英単語・英文法・リスニング・ライティングのスキルが必要で、机に座って参考書やテキストを使って勉強しないといけない。そのような独習には根気と体力と情熱が必要である。

自分独りでやらざるを得なければ自然と自己学習能力が身に付いていく。

それに対してネイティブキャンプの受け放題レッスンでは、先生に質問すれば(特に日本人講師は)何でも答えてくれたりして楽に学習が進められる。

(※数多くの生徒は講師が何でも優しく答えてくれるので学習が上手く進んでいると勘違いしていることが多い)。

ネイティブキャンプに依存して講師に頼りすぎていると、独習するのが尚更しんどくなり自己学習能力が身につかない。

日本人の大人が基礎的な単語や文法を覚えるには自己学習が必要不可欠です。

最後に

上記のデメリットを認識した上で、正しい英語学習の習慣やマインドセットをもって取り組めば、個人差はありますがたった2年でかなり英語を習得することが出来ますよ。

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